四方海話1

まえがき

 我が国は四方が海に囲まれた島国(海洋国家)です。そんな特徴ある国に住んで生活のほとんどを海に依存している日本人は、なぜか海への関心が低いのではないでしょうか。

 私の同窓生で、海なし県(海に接していない県)の山村の出身者が某海員養成学校に合格し、おばーちゃんに報告した際の話(エピソード)、学校終了後はどんな仕事をするのか?との質問に対し船に乗ることになる旨答えたところ、「お前は、いつからそんなに悪くなったんだ」と問い詰められ説明に苦慮した由。

 海に突き出た半島の先端に育ち父も伯父も海軍さんだった私としてはこの話を聞き、海辺の人と山辺の人の「海」に対する意識の違いに驚かされました。

 他方、私の住んでいる横浜を例にすると、京浜急行電鉄(神奈川県の三浦半島の三崎口駅から品川駅までの臨海部を通る私鉄)沿線に生活しあるいは利用する人たちは、目線がある程度海に向いていてそれなりに海に関心があるものの、東急東横線(横浜駅から渋谷駅までの内陸部を通る私鉄)沿線となると未だに海上自衛隊と海上保安庁の区別がつかない人が居たことは残念です。

 徳川幕府の大船建造禁止令と鎖国政策が原因?造船技術が未熟だった?船の材料となる適当な木材が産出しなかった?あるいは我が国周辺の海域は気象・海象が厳しく、船で外洋に乗り出すなどは命懸けだったから?などなど、様々な要因が相乗して日本人の海洋進出が遅れたようですがなかなかどうして、そもそも「日本人は何処から来たか?」まで歴史を掘り起こせば、日本人と海との関りは後期旧石器時代にまで遡るらしいし、海に関りある神々が津々浦々に祀られ信仰の対象となっているのです。

 皆さん、もっともっと「」に関心を向けましょう。

 

コメント

四方海話をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました